院内託児所があればOK?!

「看護師」「託児所」というキーワードでインターネット検索をすると、本当に驚くくらいに、「託児所ありの看護師求人」「託児所ありの病院の求人」という情報がたくさんヒットします。看護師不足であること、出産のために一度看護職をリタイアしたり、育児休業を取っている看護師さんのために、より良い職場があることをPRして、なんとしてもマンパワーを確保したいという、業界の必死の思いがにじみ出てくるようです。

これは医師の例ですが、私の子どもたちが幼いころお世話になった小児科の女医さんは、常に私より少し前に出産をして、同じ2児の母となりました。その頃その病院には託児施設は無く、一方で小児科医が不足していることから、産休が明けると、育児休業をほとんど取らずに復帰し、お子さんたちはふだんは保育所に預け、お子さんが病気になると、職場に連れてきて、空き時間に看病しながら、患者さんの診察をしていました。傍目に見てもハードそうなこの状況…。やがてこの方はほかの病院に移って行ってしまいました。その少し後、この病院に院内託児所ができました。入れる人数も少なそうでしたし、病児保育までは行っていない模様ですが、それでもこういう施設があれば、上記の女医さんのような方も、少しは楽だっただろうかと考えさせられます。
ただ、この女医さんのケースでもわかるように、病時保育がないと、医師・看護師といった医療職の人にとっては、十分ではないのではないかと考えます。それこそ人材が不足し、しかも交代制で動いている看護職などでは、子どもの急病による急な欠勤は職場にとっても自身の意識の上でも痛いものがあるでしょう。医療従事者のための託児・保育サービスを考えるなら、病時保育についてもっと考え、力を入れるべきではないかと思います。一方で、子どもの福祉・健康の観点からは、良質な保育、長時間になりすぎない保育、十分な配慮のある病児保育が必要です。この点は、親と子どもで利害が一致しないので難しい点です。働く女性として長い歴史のある看護師さんなどから、様々な声が上がり、議論が深まると良いと思います。

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